家族ぐるみで覚醒剤密売…81歳老母が55歳暴力団幹部をサポートした理由と役割
今回の逮捕容疑は昨年7月、都内からレターパックで覚醒剤のフェニルメチルアミノプロパン塩酸塩を含む結晶約1グラムを沖縄県の男性(当時37)に送り、代金3万円を受け取ったというもの。
「横田が密売グループの主導役として母親や同居の女に指示し、違法薬物を郵送したり、直接顧客に手渡していた。母親はもっぱら息子に頼まれて顧客にクスリをデリバリーする役割を担っていたようです。母親に加え、横田と同居していた女も昨年10月、覚醒剤取締法違反罪で逮捕、起訴されています」(捜査事情通)
■かわいい息子のために
81歳の母親は息子のシャブ取引を手伝った経緯について、「覚醒剤を売るのは悪いことだと知っていたが、信裕はそれで生活していた。ダメだと分かっていたが、かわいい信裕のためにやりました」と供述しているという。
計3000万円相当の違法薬物が押収され、密売グループのアジトとなっていた横田容疑者の自宅付近は、保育園や小中学校が立ち並ぶ閑静な住宅地だった。