盗んだコレクション13足を放置…茨城県日立市52歳「上履き愛好家」の嗜み方と誤算
窃盗犯は「上履き愛好家」として、名の知れた存在だった。
茨城県ひたちなか市の中学校で生徒の上履き13足を盗んだとして、同県日立市の無職、加藤徹也容疑者(52)が先月29日、窃盗と建造物侵入の疑いで同県警ひたちなか署に逮捕された。
6月8日午前9時過ぎ、加藤容疑者は自宅から約20キロほど離れたひたちなか市立田彦中に侵入し、げた箱から男女の生徒の上履き13足(1万3000円相当)を盗んだ。
同日午後、同市内の公共施設の職員が敷地内で上履き13足が入った透明のビニール袋を見つけ、「敷地内に上履きが放置されている」と警察に届け出た。
「犯行当日は土曜日で授業はなかったが、部活動などで先生と一部の生徒が出入りするため、校舎にカギはかかっていませんでした。盗まれたのが上履きで被害に遭ったのが田彦中だったことから、加藤の名前が浮上した」(捜査事情通)
というのも加藤容疑者が「上履きドロ」で逮捕されたのは、一度や二度ではなかったからだ。