日本シリーズの快投に熱視線 マー君の“青天井”評価にメジャーが悲鳴
1ドルでも多くの入札金を所属球団に入れたいNPBと、1ドルでも入札金を抑えたいMLB。両者の綱引きはしかし、最終的にNPB側の主張が通る見通しだという。
「つまりMLB側は何が何でも、このオフ、タナカを手に入れたいということさ」とナ・リーグのさるスカウトがこう解説する。
「レギュラーシーズンどころか、ポストシーズンも負けなしのままメジャー挑戦となれば、波及効果は計り知れない。実際に獲得した球団だけでなく、MLB全体に莫大な利益をもたらすことになる。まさしくカネのなる木さ。水面下では早くも入札金に関するさまざまな情報が飛び交っていて、各球団の情報操作を含めた駆け引きもヒートアップしている。仮に日米間の交渉がまとまらなかった場合、最も打撃を被るのはイーグルスでなく、実はMLBなんだ。今回ばかりはNPBの提案に沿った決着以外に考えられない」
<手のひら返しの思惑>
入札制度が昨年12月に失効したのは、そもそも米国が交渉権を得るためだけに莫大なゼニを払うのを嫌ったからだ。