日本シリーズの快投に熱視線 マー君の“青天井”評価にメジャーが悲鳴
前出のジャーナリストによれば、「タナカと話をするためだけに、これだけの費用がかかるのはバカげている。大リーグ機構(MLB)がなんとか入札金を抑えるシステムにできないかと日本野球機構(NPB)に泣きを入れた」というのだ。
現在、入札制度(ポスティングシステム)は失効中。今月いっぱいをメドに新制度を構築できるよう、NPBとMLBが協議を重ねている。MLBのセリグ・コミッショナーは26日、新制度に関して「まだ決まっていない」とコメントした。
<最高額の8掛け>
「それでも新制度は今月いっぱいまでにまとまると聞いています」と前出のジャーナリストがこう続ける。
「現時点では最高額を入札した1球団とだけ交渉する従来通りの方法が有力で、入札金の一部が選手の所属球団だけでなくMLBとNPBにも還元されるシステムになる見込みでした。けれどもタナカの評価が予想以上に急騰したため、NPBになんとか入札金の高騰を避ける方法はないかと打診したらしい。実際に交渉権を手に入れるのは最高額を入札した1球団でも、例えば所属球団に支払う金額を8掛けにするとか、いまは日米間で落としどころを最終調整している段階だと聞きました」