セ・パの実力差も? “超強力”巨人打線が楽天投手に手も足も出ないワケ

公開日: 更新日:

 とは、好投した美馬の中大時代の恩師でもある評論家の高橋善正氏。さらに続ける。

「秘密裏に飛ぶボールが導入された今季は特に、セの投手は必要以上に巨人打線を警戒していた。巨人強力打線の怖さも破壊力も知っているから、どうしても<かわそう、かわそう>という意識が先に立つ。慎重になるあまり、四球で走者をためたり、ボールが先行してカウントを悪くしたりで、結果、巨人打線の餌食になるわけです。攻める、というのは何も真っすぐで押すことではなく、怖がらずにストライクを先行させること。田中はもちろんですが、初戦の則本、この日の美馬もそれができていた。常に投手有利のカウントでピッチングを組み立てられれば、巨人打線といえどもそうそう点は取れません」

 井の中の蛙とは言わないが、巨人は普段、戦力的にも精神的にも優位に立った状態で常に試合をしている。それが、リーグ1位のチーム打率・262、チーム本塁打145本の一因でもある。今季の交流戦で巨人は3位に入ったものの、その巨人を除けば6位まではパが独占した。11年に巨人で開幕投手を務め、今季からオリックスに移籍した東野峻は、こう言って目を丸くしていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭