ベテラン上村愛子 命懸けの大技挑戦に「心配」の声
上村は年齢的に見ても来年のソチが五輪出場の最後のチャンスだ。バンクーバー後に休養している間に、ソチでメダル取りが期待される伊藤みき(26)の他、バンクーバー五輪では初出場ながら8位入賞した村田愛里咲(23)らの中堅、若手が台頭してきた。今の上村の力量ではタイムやターンでは国内のライバルに太刀打ちできない。
モーグルではタイムとターンに重きを置かれ、エアは軽視される傾向にあり、海外勢でもハイレベルなエアの技を出す選手は少ない。失敗して転倒すれば大ケガにもつながりかねないコークスクリューで、いちかばちかの大バクチに出たのである。
18歳で初出場した長野五輪で7位入賞。その後の3大会でひとつずつ順位を上げ、ソチ五輪では悲願の表彰台がかかるのだが……。