2大関陥落危機で佐渡ケ嶽部屋は年収1000万円ダウン
「問題はパー券だよ、パーティー券。佐渡ケ嶽部屋は、だいぶパーティーで稼いでいたからね」
こう言うのは、ある部屋の後援者だ。
2大関がケガで休場した佐渡ケ嶽部屋。今場所カド番だった琴欧洲は左肩脱臼で全治4週間。琴奨菊は大胸筋断裂で全治3カ月の重症を負った。カド番となる来場所の出場も危うく、両大関とも陥落は免れない。
相撲部屋は毎場所、千秋楽にパーティーを行う。政治家の資金パーティーほどではないにせよ、この売り上げがバカにならない。
冒頭の後援者が言う。
「近年は不景気もあり、パーティー券は1万円前後が主流。7000円でやっている部屋もある。ところが、佐渡ケ嶽部屋は3万円前後。千代の富士の九重部屋と並んで、相撲部屋でも最高額だね。それでも先代親方である、横綱琴櫻の人脈や人柄もあって、毎回100人は下らない人数が集まっていた。現在は琴奨菊、琴欧洲の看板大関2人がいたから、強気の金額でも客は減らなかった。その2人が陥落すればこれまでのようにはいかないだろうね」