来週にも落札球団が…マー君メジャー移籍“超スピード決着”の裏

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 田中将大(25=楽天)はどうやら、ファンが思っている以上の猛烈なスピードでメジャー移籍が決まる雲行きになってきた。

 日本の選手会が水を差して、一度は白紙に戻った新入札制度(ポスティングシステム)。「修正案の提出には数週間かかる」「(メジャーへの移籍は)すべてFAにしてもいい」と米国側の怒りは凄まじかったとはいえ、日本時間20日に大リーグ機構(MLB)と日本野球機構(NPB)が交渉を再開した。

■NPBに具体的な修正案

「米国サイドは具体的な修正案を、すでに日本側にぶつけたと聞いています。NPBの伊藤法規部長が26日にも米国入りすることも決まった。とすれば、新たなポスティングシステムは2、3日中に合意、書類上の手続きを経て今週中には成立するでしょう。それからイーグルスが田中を入札にかけ、来週には落札球団が明らかになるかもしれません」と、さる在米ジャーナリストがこう続ける。

「田中はメジャーに行きたいし、楽天は入札金を手に入れたい。再来年に取得するだろう海外FA権を使っての移籍では、球団には何の見返りもありませんからね。日本の選手会だって、さすがにこの前のような横ヤリは入れないはずです。交渉が長引けば長引くほど日本側にとってマイナスにしかならないのは、前回こじれたことで身にしみていますからね」

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