フランクフルト乾 「本田が代表からいなくなれば」が本音?
そんな乾にも代表生き残りの方策はある。
「代表主軸組のFW香川真司、常連組のFW清武弘嗣、売り出し中のFW柿谷曜一朗とMF山口蛍と同じC大阪出身者」を最大限にアピールすることである。中でも香川とは08年シーズン後半から09年にかけて1トップの背後「2シャドー」に入り、息の合ったコンビプレーを見せていた。
「乾にとって目の上のタンコブが、代表大黒柱のMF本田圭佑です。もしトップ下の本田がいなくなれば、左サイドの香川がトップ下に回り、空いた左サイドに乾が入り込む余地も広がる。さらに右サイドに清武が、1トップに柿谷が起用されれば、C大阪組による攻撃4人衆が、連係の取れた破壊力を発揮することが出来る。《本田が大ケガでもして代表からいなくなればいい》。これが乾のホンネ中のホンネでしょう」(マスコミ関係者)
ボルドー戦でフランクフルトの左サイドを務めたのは、背番号10のチェコ代表FWカドレツ。試合終盤に決勝ゴールを決めたのは、後半22分に登場した左MFラニクだった。出番なしの乾の苦悩は深まるばかり――。