練習して、選手見て、落合GMとも…谷繁兼任監督の超多忙
この日のシート打撃では「谷繁色」を色濃く出した。通常、カウント1―1の状況で行うことが多いが、「なんで1―1でやるのかボクにはわからない」と、この日は2ボール1ストライクに設定。「投手としたら、どうやって2ストライク目を取るか。ボールを投げて、3―1になったときどう粘れるか。打者は有利なカウントでどれだけ球を絞ってスイングできるか」と意図を説明した。
さらに、落合GMとも普段から密に連携を取っていて、1日に1回は話し合いをするという。一軍が休日だった4日は落合GMと2人で二軍を視察。コーチ陣とも随時、グラウンドで話し合うなど、頻繁にコミュニケーションを図っている。
監督になり、練習後の囲み取材に加えて、1日1本程度といわれるテレビや新聞などの取材をこなしている。朝9時に宿舎を出て、帰りは夜6時を過ぎることもザラだが、監督付の山田広報が「睡眠時間が削られたり、という状況もないと思う。今のところは昨年までと(生活に)変わりないと思います」と話しているように、ここまで谷繁兼任監督は順調に滑り出している。