中日スコアラーが評価 巨人ドラ1捕手・小林のキャンプ4日間
ゴジラフィーバーに沸く巨人キャンプで、ドラフト1位の小林誠司(24=日本生命)はひっそり練習に打ち込んでいる。
今年で35歳になる「ポスト阿部」の有力候補。4日のシートノックでは強肩を披露し、ブルペンでは広陵高の先輩・西村の投球を受けた。が、臨時コーチを務める松井秀喜(39)の陰に隠れ、ドラ1ルーキーの注目度、露出度は例年に比べ、かなり少ない。
■ゴジラフィーバーに隠れてちっとも伝わってこない
一体、どんな捕手なのか。阿部に勝てるのか。まだ第1クールをやっただけだが、初日から視察しているライバル中日の加藤光教スコアラーはこう見ている。
「肩は強い。バント処理などのフットワークも俊敏で一軍レベル。捕球も柔らかいし、守備に自信を持っているというのはうなずけます。打つ方はまだフリー打撃だけなので、実戦でプロの投手の球威や変化球のキレにどれだけ対応できるかを見ていきたい。スイング自体はまだまだこれからという感じですが、フリー打撃でスタンドに運んでいたので少し驚きました。総合的にいい選手ですが、阿部さんを超えないと試合に出られないわけですから、どれだけ打てるかだと思います」