巨人に善戦のDeNA 上位キープならオイシイ“ご褒美”も…
「悔しいけど、高い野球のレベルで戦えたという手応えがある」
DeNAの本拠地開幕戦。1点差で競り負けたが、試合後の中畑監督は充実感を漂わせた。
下馬評では圧倒的な優勝候補の巨人に最後まで粘りを見せた。先発の久保が7回1失点の力投。六回にはそれまで10打席無安打と絶不調だった主将・石川に代打を送るなど執念も見せた。スタンドを埋め尽くしたDeNAファンは、試合終了まで応援に声をからした。
「本拠地開幕戦は今年1年を占う大一番」
試合前、ある首脳陣はこう言っていた。1月のキャンプ直前ミーティングで中畑監督は、「本拠地開幕の巨人3連戦には何が何でも勝ち越したい」と首脳陣やスタッフに告げている。
■地上波中継が増える可能性も
ヤクルトとの開幕カードは若手の三嶋、井納に任せ、この3連戦は久保、尚成、モスコーソの“表ローテ”をぶつける予定。この日は負けはしたが、昨年までの2年間で巨人相手に9勝35敗4分けとボロ負けしていたことを考えれば、善戦したといえるだろう。