現役続行で白羽の矢 真央は日中関係修復の“キーパーソン”
浅田真央(23)は2日、「東日本大震災チャリティー演技会」(神戸)に出演。その後の募金活動は3時間にも及び、「まだ復興していない地域もある。支援が必要。少しでも力になれればいいと思う」と語った。3日は名古屋でのアイスショーに参加した。
進退についての決断はもう少し先だが、真央の「今後」に注目しているファンは海外にもたくさんいる。筆頭は中国だ。
ソチ五輪のショートプログラム(SP)でボロボロになった真央が、翌日のフリー演技に涙すると、中継を見ていた多くの中国人は大感激。五輪女子ショートトラックで金2個を含む5個のメダルを獲得した楊揚も、「金メダルは大事だが、すべてのファンは真央の滑りを見て本当に美しいと思ったし、楽しませてもらった」と絶賛し、ネットには「真央の演技に泣けた」という投稿であふれかえった。
中国のある記者がいう。
「中国人は日本の政治家は大嫌い。でも、日本国民を嫌っているわけではありません。3年前の大震災、大津波の被災者もそうでした。困難に直面しても黙々と頑張る姿は、今の中国が忘れかけていること。失敗しても諦めずにトリプルアクセルに挑戦し続け、ソチ五輪のフリーで見事に成功させた浅田を見て、自然に涙が出たのです」