奪三振に欲が…楽天・則本のスタミナ奪うマー君の“残像”

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 しかし則本はまだ2年目。その「ギアチェンジ」ができず、初回から全力で三振を奪いにいく。それで昨年(170回で134)より奪三振が増えたとしても、球数は増え、長いイニングは投げられなくなってしまう。
 今季開幕戦(西武戦)では9回133球で10奪三振を奪い完投勝利。次戦のソフトバンク戦(4日)では7回120球を投じ、4三振しか奪えず降板。この日のロッテ戦も9奪三振ながら、6回で115球を費やし降板した。

 登板を重ねるたびに、投球回数が短くなっているのは偶然ではない。
 星野監督はこの日の試合後、「あの体たらく(早期降板)じゃどうしようもない。リリーフが持たないよ」と吐き捨てた。
 則本は頭の中から「田中」の残像を消すしかない。

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