ジョーンズもお手上げ “鳴り物新人”楽天ユーキリスの癇癪
鳴り物入りで楽天に新加入したユーキリス(35=元ヤンキース)が早くも不安視されている。
2―1で西武に勝った28日の開幕戦は4打数1安打。八回2死二塁では前打者の4番ジョーンズが“敬遠”で歩かされる屈辱を味わった。
メジャー通算150本塁打。レッドソックス時代の08年にはその年に最も活躍した打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」を受賞した。そんな輝かしい実績を引っ提げて来日したにもかかわらず、オープン戦は打率.158と絶不調。西武バッテリーにもナメられているということだろう。
開幕戦前日練習ではこんなことがあった。ジョーンズから打撃練習中に手取り足取りの指導を受けていたが、快音が響かない。すると、打撃ケージを出るや、バット、ヘルメット、バッティンググローブを次々に投げ捨て、怒りをあらわにした。見守った首脳陣や報道陣が呆然とするや、日刊ゲンダイ本紙がユーキリスに話を聞こうとベンチ裏に向かうと本人は無言のままロッカーへ。その様子を見ていたジョーンズが、「今は(ユーキリスに)声をかけないほうがいい」と苦笑い交じりに本紙を制するほどだった。ユーキリスがイライラしまくっている証拠である。