ダル 天敵アスレチックスに粘投も6回8安打3失点で交代
もちろん、レンジャーズにもプロスカウトといわれる先乗りスコアラーがいる。相手チームを研究しているとはいえ、選手の出入りが激しく、分析しきれない。アスレチックス戦で味方の援護点が1試合当たり0.58点と少ないのも、レンジャーズの各打者が、相手投手を攻略しきれないからだ。
ダルはマリナーズの本拠地「セーフコフィールド」(3試合、0勝3敗、防御率7.71)など比較的、広い球場を苦手としている。オークランドはファウルエリアが広いうえに両翼は118メートルあり本塁打が出にくい。投手有利といわれる球場では、逆に油断して、制球が甘くなるのも原因のひとつか。
今季アスレチックスの主力打者の顔ぶれは昨季と変わりない。ダル自身も相手打線を研究し尽くしているだけに、同じ過ちを繰り返すことは許されない。