堂々首位! スポーツ紙が書けない広島快進撃「3つの理由」

公開日: 更新日:

巨人への苦手意識はすでに克服

 最も変わったのは指揮官だ。ここ数年、マエケンを巨人戦から回避させるなど、あからさまな3位狙いで批判された。実際、昨年は「わざわざローテを崩してまで巨人だから避ける、当てるという起用はしない」と球界OBに語っていたものが、今年は「マエケンには『巨人戦に行くぞ!』と言ってある」と明かしている。前出の高橋氏が続ける。

「今年は選手起用も変わりました。最近では新人の田中やロサリオなどが先発のチャンスをもらい、目の色変えて打席に入っている。この日、チャンスで見逃し三振をしたロサリオは即交代。こういった競争意識は昨年まではなかったこと。『実力主義』ができるくらい層が厚くなってきた証拠でもあります」

 逃げ腰だった指揮官が「優勝するためには巨人に勝たないと」と公言。昨年のCS進出で自信をつけたナインもその気になった。某選手は「去年までの巨人戦を捨てて3位狙いとも取れる戦い方や起用法に、特に中堅以上の選手から不満の声が噴出していた。去年の9月に巨人戦で3タテして以来、苦手意識はもうありません。エースのマエケンが巨人戦で投げるようになれば、対等以上に戦えるわけだし、もちろんナインの士気だって上がりますよ」と言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動