日ハムの「アキレス腱」をシャットアウトした大谷のプロ初完封
日本ハムの2年目・大谷翔平(19)が13日の西武戦で、最速158キロのストレートを武器にプロ初完封。4勝目(1敗)を挙げた。
チームはいま、深刻な捕手難。正捕手の大野はオープン戦で左足首をねんざ。開幕に間に合わせようと復帰を焦った反動か、いまもときおり痛みが出るという。常時、試合に出ていないのはそのためだ。
2番手捕手の近藤は現在、三塁を守っているものの、本職の小谷野が右ひざを痛めて戦列を離れたことが直接の原因ではない。どうやら捕手としては、使いたくても使えない事情があるらしい。
「送球イップスですよ。二塁への送球を何度も確認、間違いないと判断しました。なので近藤がマスクをかぶっているときには、出塁のたびに走者にゴーサインが出たくらい。さすがに日ハムもマズいと思ったか、それ以降、近藤を捕手で起用しなくなりましたけどね」(パの某スコアラー)
大野の足が万全でないときは、オフに巨人から金銭トレードで獲得した市川の起用でしのいでいるのが現状だ。