“二刀流”日ハム大谷に宿る「エース兼代打の神様」の素質
日本ハムの大谷翔平(19)が6日のソフトバンク戦で代打出場。1点リードの九回、1死二塁という追加点の欲しい場面で、フルカウントから空振り三振。日ハムはその直後、増井の暴投でサヨナラ負けを喫した。
この日は主砲の中田が疲労を理由に、左翼ではなくDHで出場。そのため、大谷はベンチスタートとなっていた。しかし、代打起用はベテランでも難しいといわれている。試合に出ない日も珍しくない上、数少ないチャンスで結果を残さなければならない。成功率の高い選手が「代打の神様」と呼ばれるゆえんだ。
週に2、3度の野手出場の際はスタメンDHが多い大谷だけに、「今から慣れないベテランの真似事をさせては打撃が崩れかねない」と懸念する声もある。打率.386とチームで唯一打ちまくっているだけになおさらだ。
■二岡から学んだ「代打の心得」
だが、大谷は開幕前から、「打者としても代打で行けと言われたら、その時に結果を残せる準備が必要です。例えば1打席だったとしても、そこで結果を出さないといけません」と話していた。そのための準備についても、こう続ける。