日本のライバルも…ELを制したセビージャのW杯注目選手
欧州各国リーグの強豪ばかりのCLと比べると中位チームも交じるELは、どうしても格下感が拭えない。しかし、日本時間15日早朝開始のセビリア(スペイン)とベンフィカ(ポルトガル)とのEL決勝は、ゴールこそ生まれなかったとはいえ、上質プレーてんこ盛りの好ゲームとなった。
両チームにメッシもクリスティアーノ・ロナウドもいないが、高い技術レベルの選手たちがチームに忠誠を誓い、献身的に動き回った。0-0から延長に入ると足を痙攣(けいれん)させる選手が続出。それでも両チーム選手は最後までファイトし、最終的にはPK戦を4-2で制したセビリアが、通算3度目の戴冠(たいかん)を果たした。
その優勝したセビリア選手の中にブラジルW杯のブレーク候補がいる。
■日本DF陣には驚異のFW
まずはクロアチア代表のMFラキティッチだ。身長184センチ、体重75キロの恵まれたフィジカルから長短のパスを繰り出し、味方FWに秀逸なラストパスを供給する。代表ではレアル・マドリード所属のMFモドリッチとダブル・ゲームメーカーとして中盤に君臨。ブラジルW杯後、レアル入りも噂されている。