自らの起用法を棚に上げ…巨人・原監督が主力をメッタ斬り
■「合う打順はないね!」
そして、最も危機的状況なのは新人時代の10年以来となる屈辱の「9番」で出場した長野である。この日も元気なく3タコ。打率が.268まで落ちてきた長野に、原監督は「長野ねえ~」とため息をつくと、「どこの打順がいいんだろうと試行錯誤しているんだけど…」と言うや、声のトーンを上げた。
「合う打順はないね! 合う打順を自分で見つけて欲しい。(長野の質問は)それで終わり!」
自ら会見を打ち切り、スタメン落ちを示唆したのだ。最近7試合で1番を打っていた長野は、15日のヤクルト戦で8番、その前の試合は3番と猫の目打線の中で最も目まぐるしく打順が変わっていた。「毎日、天と地ほど役割が変わるチョーさん(長野)がかわいそう」と言うチームメートの同情の声も、原監督はお構いなし。実績ある中心選手たちが思ったように働かないことで、指揮官はイライラが募っている。打線の低調は、コロコロと打順を変える選手起用にも原因があるとは考えないのか。