6試合で77安打45失点…巨人投手陣はなぜ“壊れた”のか
キューバからまたぞろ緊急補強なんて声も出始めたが…
数字を並べてみれば、よく分かる。
18日の試合で広島に3-10と大敗した巨人。ここ6試合で投手陣は実に45点を奪われた。1試合平均7.5失点。77本のヒットを浴び、25個の四死球を与えて、12本の本塁打を許した。先発投手が6回以上を投げ切ったのは、16日の内海と17日の菅野だけ。この日のセドンは初回に菊池に2ランを浴びると、3回5失点でKOされた。6試合で延べ21投手が登板したリリーフ陣への負担が増し、そんな彼らが失点を重ねる悪循環。4番手の笠原は六回に先頭打者の投手・バリントンに四球を与えたのをきっかけに満塁のピンチを招き、4番のエルドレッドにこの日2本目のアーチとなるグランドスラムを放り込まれた。これじゃあ、勝てるわけがない。
20日から始まる交流戦前の2カードを1勝5敗と大きく負け越した原監督は試合後、静かに口を開いた。
「エルドレッドによく打たれる? 見ての通り。それについては何も言えない。投手への四球や失策があった? 本当に恥ずかしい。それを指摘されると胸が痛いですね」