地元では富士山の次に有名 西武・田辺監督代行の“評判”
■意外にちゃめっ気
84年のドラフト2位で山梨県の吉田高校から入団。当初はケガに悩むも、3割を打った89年から遊撃に定着。91年から2年連続2ケタ本塁打を打つなどパワーもあったが、むしろゴールデングラブ賞を2度受賞した守備力が買われていた。
元球団本部長の前田康介氏は「無口で目立たないけど、理論的でマジメな人です」とこう言う。
「ただ、アマチュア時代から“山梨の怪童”として有名でしたね。彼の結婚式に出席したら、司会者が『富士吉田駅前(現富士山駅)で100人に聞きました。富士吉田市で有名なものは? 1位は富士山。2位は? 田辺徳雄さんです!』と言ったものだから、思わず噴き出してしまいましたよ。本人も意外とちゃめっ気があるというか、内輪ではよく冗談も言ってニコリと笑っていました」
5日は主軸の浅村がケガで登録抹消。チームにとっては痛手だが、田辺監督代行就任はそれを補って余りある「朗報」となりそうだ。