コーチ、選手、ファンも喜んだ西武・伊原監督の「休養」
西武浮上のきっかけになりそうだ。4日の試合後、西武の伊原春樹監督(65)が会見を行い、休養を発表。今後は田辺徳雄打撃コーチ(48)が代行として指揮を執ることになった。西武で監督が休養するのは球団史上初のことである。
今季、11年ぶりに復帰した伊原監督は「優勝だけです。優勝します」と大見えを切りながら、チームは4月上旬から最下位と低迷し、借金は13。西武OBの山崎裕之氏(評論家)は「理解できない采配が多すぎた」とこう言う。
「4日のDeNA戦もそうです。1点リードの八回2死から、4番メヒアの場面で一塁走者の金子に盗塁を命じて失敗。なぜ、1点しかリードしていないのに、しかも4番が打っている時に走らせたのか。選手だって何年もプロでやっていますからね。『この場面で、このサイン?』と疑問を抱きますよ。他の試合でも初回からバスターエンドランのサインを出すなど、セオリーや根拠のないサインが多かった。攻撃はそれだけ乱暴だし、守備でも伝達がうまくいっていないようなケースが多々あった。とにかく、ベンチでじっとしていられない人なんでしょう」