東京五輪の野球復活を吹き飛ばす日本球界の「キューバ志向」
「日本がいま、何より望んでいるのが20年の東京五輪で野球を復活させること。これを阻止したらどうかというのです。他の五輪種目に関してはあくまでヨーロッパの意向が大きいが、野球に関しては別。MLBのある米国がイニシアチブを握っています。そもそもMLBは五輪への選手派遣に否定的だし、メジャーがノーと言えば野球が復活することはない」
5日、五輪競技復帰に向けて来日中の世界野球ソフトボール連盟会長リカルド・フラッカリ氏が、東京五輪組織委の森喜朗会長らと都庁で話し合った。会談にはプロ野球の熊崎コミッショナーやソフトバンクの王球団会長も同席。「五輪に戻れば大きな盛り上がりになる」と森会長はご機嫌だったものの、前途は真っ暗だ。