「4番・DH」で足かせに…キューバの主砲セペダに巨人困惑
26日の日本ハム戦でも「4番・DH」でスタメン出場した巨人のセペダ(34)。交流戦前、原監督は「守って打つリズムを崩したくない」と言って、このキューバからの助っ人のDH起用に否定的だったが、どういうわけか。さる球団関係者がこう言った。
「当初は首や足に不安がある阿部を主にDHにして、新人の小林を捕手で使う構想もあった。それが、(DH制が採用されない)24日のロッテ戦で左翼に飛んだ打球をセペダがモタモタ追って満塁の走者が一掃。強風が吹いていたとはいえ、原監督はこの時、ベンチで何やら言葉を発して怒り心頭といった感じだった。そこまで先発の菅野は相手打線を無安打に抑えていた。ベンチもみんな<え~>ってずっこけたし、<ただのレフトフライだろ!>と監督だけじゃなく、マウンドの菅野だって思ったでしょう」
■ラミレス、ペタジーニ級の左翼守備
年齢的なこともあり、キューバの国内リーグではここ数年、DHでの出場がほとんど。お世辞にも強肩とはいえない肩、緩慢な動きは、獲得決定直後から、「左翼守備はラミレス、ペタジーニ級らしい」とチーム内でも不安視する声が上がっていた。それがさっそく露呈した格好である。