猛打賞から一転4タコ DeNAグリエル「本当の姿」はどっち?
8日の楽天戦で衝撃の猛打賞デビューを飾ったDeNAの助っ人・グリエル(30)。自身の誕生日だった9日の試合は、一転して2三振を含む4打数無安打に終わった。
来日2試合で両極端な姿を見せたキューバ人助っ人。あるセのスカウトからは早くも「彼らは母国では公務員扱い。打っても打たなくてもお金はもらえるからハングリー精神に欠けているのでは」との声も聞こえてくる。だが、本当にそうだろうか。
確かに、キューバは社会主義国で、グリエルを含め国民はラテン気質が強い。バット一本でカネを稼ぐプロ意識は低いかもしれない。「身分」もキューバからの「レンタル移籍」。今シーズンが終われば、キューバに帰国。再び国内リーグに戻る。とはいえ、グリエルやセペダ(巨人)はキューバを代表して来日した選手。いわゆる「国を背負っている」身だ。今後に続く選手のこともあるし、手を抜くことは考えられない。
2試合目で4タコだからといって、中畑監督も悲観する必要はない。