コンフェデ杯の悪夢払拭へ 連覇狙うスペインに吹く“追い風”
南米大会の欧州勢は優勝なしだが…
今大会で連覇を狙うスペイン。欧州予選を6勝2分けの無敗で突破した「無敵艦隊」は日本時間14日(午前4時~)、前回準優勝のオランダ戦で船出を迎えるが、最重要課題は「暑さ対策」だ。
昨年6月のコンフェデ杯決勝では、王国ブラジル相手に0―3とまさかの完敗。その直前の準決勝イタリア戦でも気温35度、湿度80%というブラジル北部の高温多湿地帯にあるフォルタレザでのプレーを強いられて大苦戦。PK戦の末、決勝に進出したものの、スペイン代表のデルボスケ監督は「高温多湿による選手のコンディション不足」と語っていた。
欧州リーグを主戦場とするスペイン代表選手は、比較的涼しく乾燥した気候で日々、プレーしている。そんな状況から南米開催の今大会は厳しい戦いが予想されている。
しかし、「試合会場に恵まれた」ともっぱらだ。
スペインは昨年のコンフェデ杯、赤道直下のフォルタレザで立て続けに2試合を戦った。これが選手のスタミナを消耗させた。
■酷暑会場ではわずか1試合