舛添「猪瀬が嫌いだから」と正直に言えやい
わたくしは葛西の地元住民として、せっかく渡り鳥が公園に戻ってくるようになったのに、隣に数万人収容のカヌーレース場なんかぶっ建ててあとはどうするんだ? という素朴な疑問から、猪瀬の言った「8キロ圏内に全ての競技施設を」という計画そのものに異議があった。ボートレース場にすりゃいいだろう、とか代替案もあろうが「じゃあ今ある江戸川競艇場はどうするんでい!」と即座に反論してやりたい。
舛添が会見で「猪瀬前知事の決めたことだから変更するのか?」と聞かれて「違う!」と気色ばんだと聞いて、ズバリ、「猪瀬が決めたから変えたのだ」と断じたい。気色ばむということは本音を見抜かれたのだ。猪瀬の尊大な態度が許せんと思ったから都知事立候補で「いろいろな意見をお聞きしながら」という気持ちになったのだろ。猪瀬と違っておまえはどうなのか? という疑問も残るが、ここは「後は使える施設か? 残らないレガシー(遺産)に使うカネはない!」という主張に理がある。
同様に猪瀬が鼻持ちならんと思っていた組織委員会会長の気分はどうせ、
「要ちゃんが見直したいと言うからそうだなと言ったんだ。レガシーが残らないとか、オレには敵性言語はよう分からんが、スバル自動車を都のお抱え車にする約束でもしたんじゃないか」
サメの脳みそは相手にしなくてよい。
要は広げた風呂敷を少々畳むと言っているだけなのだ。落としどころを監視したい。