ア軍に8連敗の“好相性” ダルFA取得後の移籍先
「(自分との)相性がいいんじゃないですか」――。
17日のアスレチックス戦で今季ワーストの7失点で3敗目(7勝)を喫したレンジャーズ・ダルビッシュ有(27)が自虐的な言葉を口にした。
序盤からファウルで粘られたり、足でかき回されてリズムが狂ったのだろう。抑えようと力むあまり、直球の制球を乱した。四回には1死から四球で歩かせたソガードに二盗、三盗と立て続けに決められ、次打者の犠飛で4失点目。無安打で失点を許した自分自身への不甲斐なさからか、ベンチに引き揚げる際に、鉄柵にグラブを叩きつけて悔しさをあらわにした。
試合後のダルは「相手のアプローチがどうというより、自分の問題」と話したが、アスレチックス戦はこれで8連敗。「マネーボール」に屈しているのは否めない。
11年オフに6年契約を交わしたダルは「サイ・ヤング賞を1回獲得してあと1回、同賞の投票で4位以内。もしくは同投票2位と別の2シーズンで4位以内」の条件をクリアすれば16年オフにFA資格を取得する。FAでアスレチックスに移籍すれば対戦しなくても済むけれど。