すでに動きだしているザック後任探し 有力候補はこの3人
W杯本大会前から、ザッケローニ監督(61)の退任は既定路線だった。
穏やかな性格で義理堅く、日本生活にも完璧に馴染んでいる。ザック本人は「代表監督を続けたい」と話していたようだが、マンネリ化を避けるために代表監督の任期は「W杯開催年に合わせて最長で4年」がサッカー界の習わし。代表監督選任の権限を持っている日本サッカー協会技術委員会・強化担当の原博実委員長が、後任候補をリストアップ済みである。
「原委員長はスペインのスペクタクルな攻撃サッカーの信奉者。FC東京の監督時代から何度もスペインを訪れ、それなりの人脈もある。4年前もスペイン人監督、スペインリーグで指揮を執った監督たちと折衝を重ねたが、条件面などが折り合わなくて断念したという経緯がある」(サッカー専門誌『フットボールライフ・ゼロ』編集長の中山淳氏)
■「年俸2億円の条件提示された」
有力候補といわれているのが、スペインリーグで実績を残したメキシコ国籍のハビエル・アギーレ前エスパニョール監督(55)である。