すでに動きだしているザック後任探し 有力候補はこの3人
両親がスペイン・バスク地方からの移民。現役時代はメキシコ代表として86年W杯に出場。メキシコ代表監督として02年、10年W杯で16強に入った。クラブではオサスナ、アトレチコ・マドリード、サラゴサで采配を振り、エスパニョールを今季限りで退団したアギーレは「スペインリーグからひと息つき、次はサッカーの歴史の浅い国の代表チームを率いたい」と発言。スペインメディアが「日本行きが決まった」と報じた。海外サッカーに詳しい田崎健太氏(ノンフィクション作家)がこう解説する。
「W杯15回出場のメキシコは、伝統的に攻撃重視の国です。アギーレも攻撃サッカーを推し進める指導者として知られ、メキシコ特有の豊富な運動量をベースにしながら速いパス回しで主導権を握っていく。アギーレについてスペイン人のサッカー関係者に連絡を取ってみたら、『日本サッカー協会関係者と接触して年俸として2億円前後の金額を提示された』と言っていた。日本協会が払える年俸の上限は2億円といわれ、条件的にも妥当な人選だと思います」
対抗馬がポルト監督時代の04年にトヨタカップを制し、世界クラブ王者に輝いたスペイン人指導者のビクトル・フェルナンデス(53)。