6失点KO…巨人・菅野が「屋外球場」にめっぽう弱い理由
データ通りの結果になった。
昨1日の首位攻防戦。巨人のエース・菅野智之(24)が炎上した。五回までに5点の援護をもらいながら、被安打10の6失点。2本塁打を浴び、七回途中でKOされた菅野は「リズムをつくれず悔しい投球」と言葉を絞り出したが、試合前からイヤな感じはあった。
ここまでセ最多タイの8勝(3敗)を挙げている菅野は、東京とナゴヤのドーム球場で計6勝。逆に3敗のうち2敗が甲子園、QVCと屋外球場で喫したもので、“内弁慶”を懸念する声があったのだ。
「菅野は重度の花粉症。春先の屋外球場は、本人も『つらい』と言っています。くしゃみが止まらず、投球に集中できない試合もあるほど。7月に入ってもう花粉症は治まりましたが、今度は『暑さ』という大敵との戦いが始まります」
とは、チーム関係者。実際、「夏は苦手」と言う新人時代の昨季も8月、9月に4勝4敗と失速した。今季は、キャンプから量を増やした走り込みを開幕後も継続して行い、体力の「貯金」をしながら夏場に備えているのだが……。