イチロー、上原、ダルに熱視線…移籍の可能性が高いのは?
チャンピオンフラッグを目指す補強という意味から「フラッグディール」と呼ばれるシーズン途中のトレード市場は日本人選手が主役になりそうだ。
投手ではレンジャーズ・ダルビッシュ有(27)、レッドソックス・上原浩治(39)、野手ではヤンキース・イチロー(40)の3人の名前が米メディアを賑わせている。
7月末のトレード期限まで1カ月を切った。3人の日本人選手のうち、移籍の実現性が高いのは誰か。
「引く手あまたなのは上原です。今季はクローザーが故障や不振で期待通りに働かないケースが目立ち、絶対的な抑えを必要とするチームは少なくありません。レッドソックスとしても中継ぎの田沢にクローザーを任せられるメドが立ち、今が上原の売り時。上原は来年の4月で40歳で、故障のリスクも高いだけに、来季の再契約を見送られるはずです。交換要員で折り合いがつけば、早々と商談が成立するでしょう」(スポーツライター・友成那智氏)
ダルビッシュとイチローは移籍の可能性が低いという。
「レンジャーズは来季以降を見据えた再建モードに入ったものの、他球団にダル以上の潜在能力を秘めた若手の有望株など見当たりません。貢献度の高いダルを放出するのは得策とはいえない。イチローはヤンキースが今季の残りの年俸(約3億円)の大半を負担しないかぎり、手を挙げる球団はないと思います」(前出の友成氏)