巨人が“反面教師” 中日はキューバ助っ人補強に興味なし
「中日がキューバから先発投手補強へ」
数日前のスポーツ紙がこう報じた。
補強期限は7月末。現時点で中日の安定した先発は山井、大野、浜田の3人だけだから、キューバから投手を獲得して逆転優勝への起爆剤にするという内容だ。
が、中日の球団関係者はこう断言した。
「調査もしていないし、考えてもいない」
今季解禁されたキューバからの補強。巨人にセペダ、DeNAにグリエルが加入して話題になっている。他にもロッテがデスパイネの調査に乗り出すなど、キューバからの助っ人獲得がいまや球界のトレンドになりつつある。
しかし、中日の完全否定の裏にあるのは、解禁第1号となったセペダの存在だという。
「カネがかかる上に起用法にも制限がつく。セペダがいい例だよ。打てなくても使わなくてはいけないし、ましてや二軍には落とせないんじゃないか」(前出の関係者)
セペダは年俸1億5000万円、契約金5000万円の計2億円。破格の待遇で巨人に入団したものの、32試合で1割8分4厘、5本塁打と精彩を欠いている。