中日・吉見が先発復帰 執刀医が明かす「復活までの13カ月」

公開日: 更新日:

「登板後に腰周辺部等に違和感が出た。吉見君は『6月には復帰したい』と言っていましたが、私は『復帰は1~2カ月遅れるかもしれないけれど、無理をせずじっくり治そう』と伝えました」(杉本院長)

■異例のスピードで一軍マウンドへ

 一般的にトミー・ジョン手術からの本格復帰には1年半を要するといわれる。杉本院長は「人によって差異がある」とした上で、「術後、フォームをつくり直して本来の感覚が戻るには、長い場合だと2年間かかることもある」と言う。リハビリ中の紆余曲折がありながら、吉見はしかし、6月に二軍で計3試合に登板。チームの投手事情もあり、前倒しでの一軍復帰となった。術後からわずか13カ月目で一軍マウンドに立ったのは異例のスピードだ。

「まだ実戦経験が少ないですが、数試合の登板を経てマウンドでの投球感覚が戻ってくれば、早ければ球宴明けには、手術前の良かった頃の状態に戻るかもしれない」(杉本院長)

 試合後の本人は、「チームが勝てれば良かったんですけど。この1年間を振り返って早いなぁと感じるけど、いろいろありました。まぁ、あそこ(マウンド)に立てたのがうれしかったです」とコメント。完全復活はもうすぐだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭