収益拡大が至上命令 小久保ジャパン「七人の侍」のカラクリ
「6人が中心選手となる意味合いで選出した」
野球日本代表の侍ジャパン小久保監督がこう言った。
17日、11月の日米野球の第1次選考選手として、前田健太(広島)、坂本勇人(巨人)ら6選手を発表。小久保監督を加えた「七人の侍」が前回大会からリニューアルされたユニホームを身にまとった。前田は「(17年WBCでは)年齢的に前回大会より成長できていると思う。中心でいられるようにしたい」と意気込んだが、「このタイミングで何で6人だけ発表なの?」という疑問を感じた野球ファンもいることだろう。
「これにはカラクリがある」とは、放送関係者だ。
「この日はメンバー発表と同時に、スポンサーのミズノから『侍ジャパン』関連のグッズ発売のリリースがあった。小久保監督と6選手のレプリカユニホームなどの商品はこの日からネットや、球宴が行われる会場でも手売りされる。8月末からは日米野球チケットも発売される。グッズやチケットを売ろうにも、メンバーが分からないことには、ファンも実感が湧かず、売れるものも売れない。で、どこかのアイドルグループではないが、人気、実力がある6選手に絞って発表したというわけ」
今後、侍ジャパンの事業は株式会社化される。収益拡大が至上命令だけに、なりふり構わずといったところか。