客足ダウン…日ハム大谷でも埋められない糸井の穴

公開日: 更新日:

 プロ野球でいま、最も注目の選手といえば日本ハム大谷翔平(20)。

 マウンドに登れば160キロの剛速球で9勝をマーク。登板の合間は打者としてチームの中軸を務めている(5本塁打、23打点)。話題の二刀流選手が2年目で覚醒したというのに、それがなぜか球場の観客動員数に反映されない。

 今季、主催試合の観客動員数は47試合で116万283人。1試合平均2万4687人で、昨季の2万5773人、一昨年の2万5813人を下回っている(数字はいずれも7日現在)。最大の注目選手がいるのに客が減っているのはどういうわけか。

「大谷は十分、観客動員に貢献しているが、それ以上のマイナス要因があるのです」と、担当記者のひとりがこう解説する。

「糸井ですよ。札幌ドームは球場が広く、外野手のダイビングキャッチとか、レーザービーム送球とか、ダイナミックなプレーがスタンドのファンをひきつける。そういう意味で連日、迫力満点のプレーをしていた糸井を一昨年オフ、オリックスに放出したことが結果として響いている。少なくとも日本ハムのフロントはそう見ていると聞きました」

 野手の糸井はケガでもしない限り、球場に足を運べば必ずプレーを見ることができる。そこへいくと大谷が投げるのは週に1回、しかも本拠地で投げるとは限らない。打者としての出場も不定期だ。そんな背景もあって、いくら160キロを連発しても、集客力には限界があるというのだが。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動