有力FA選手補強巡り…巨人vs阪神“争奪合戦”早くも勃発
■アスレチックス中島獲得も狙う両チーム
野手の目玉は、メジャーでくすぶり続けているアスレチックスの中島裕之(32)だろう。3Aで打率・128と低迷し、現在は2Aに降格、今年で2年契約が満了し、ア軍は3年目のオプションを行使しないことが決定的で、中島は日本球界復帰も視野に入れている。
「特に獲得に力を入れているのが巨人と阪神」とは、さる代理人関係者だ。
「巨人は、09年WBCで代表監督になった原監督が、世界一メンバーとして活躍した中島のことを気に入っている。オフには会食することもあるそうです。中島の定位置である三塁、遊撃はそれぞれ村田、坂本というレギュラーがいるが、不振になるとスタメン落ちさせるなど『チーム内の競争』をテーマに掲げる原監督が中島獲得をプッシュしても何ら不思議ではない。一方、阪神にとって中島は『3年越しの恋人』。地元の伊丹(兵庫県)出身であり、関西圏でも絶大な人気を誇っていることから、西武をFA宣言した時にも獲得に乗り出したほど。全社を挙げて獲得に乗り出す方針だという。三塁のポジションに加えて、遊撃の鳥谷がメジャー挑戦すれば遊撃のポジションを与えるつもりでいると聞いています」
巨人と阪神がグラウンド外でも熱い戦いを繰り広げることになる。