場外戦白熱 阪神次期監督“ナイン一番人気”は川藤幸三
ストーブリーグに突入した阪神は12日の広島戦に勝利したが、和田監督の退任は必至。関西マスコミは新たにこの日、「和田続投白紙 次期監督に岡田、金本、矢野が浮上」と報じたり、ファンからの待望論がある掛布育成&打撃コーディネーターについては「来季監督はない!」と断言したりと、場外戦はヒートアップの様相だ。
岡田、金本、矢野の3氏に平田二軍監督を加えた4人が有力候補とされる中、選手の間では意外なOBが人気を集めている。
「OB会長の川藤幸三さん(65)だったら、選手は納得すると思う」 と、若手の阪神OBがこう言うのだ。
「川さんは毎試合グラウンドに来て、選手にアドバイスをし、ハッパをかけている。OBの中で最もグラウンドに来る回数は多いから、川さんの言うことを選手はよく聞く。OBの中で、信頼度は一番高い」
■取材に裏打ちされた絶妙な声掛け
川藤氏は現役時代、目立った実績を残しておらず、引退後は長らく解説者を務めているものの、阪神の応援団長的な立場で「何を狙いますか?」と実況アナに聞かれ、「とにかく打つことですよ!」といった川藤節が話題になる程度だ。