虎党の麻生千晶氏が苦言 「阪神はお金の使い方を考え直して」
「ビックリするくらいの金額らしいですね」
声を潜めてこう言うのは、あるプロ野球OB。阪神の助っ人マートン(32)、メッセンジャー(33)について、このOBはこう続けた。
「マートンは年俸3億5000万円プラス出来高、メッセンジャーは2億5000万円プラス出来高。この出来高がかなり分厚いらしい。マートンは打率、安打数、打点等、メッセンジャーは勝利数、イニング、奪三振……。2人の今季の成績ならほぼ満額の出来高を得られるはず。出来高抜きでも2人で計6億円、資金力のある阪神だけに出来高を入れたら2人で8億円、いや10億円に達するという話もある」
マートンは今季、打率.337、14本塁打、77打点。打率はリーグトップで首位打者も射程圏内。メッセは12勝9敗、防御率3.28。189回3分の1、212奪三振はリーグ断トツで、最多勝、最多奪三振のタイトルを獲得する勢いだ。
加えて、2年総額8億5000万円(契約金込み)の守護神・呉昇桓(32)も、35セーブを挙げ、最優秀救援投手のタイトルは確実。今の成績なら出来高はほぼ満額のはずで、年俸総額を単純に2で割っても4億2500万円を得られる計算。いずれもそれなりの数字を残しているものの、3人で15億円近いとすれば、いくら何でもケタ違いの金額だ。