夫に不倫された妻はまず泣き寝入りなんかしないし、球団もたかが女性と“火遊び”などと看過しない。
「アメリカは配偶者権が強い。不倫されたご婦人は正当な権利を侵害されたわけで、自分の権利を行使しないのはむしろ不自然だと周囲に受け取られます。球団にとっても女性問題の不祥事を抱える人に指揮を執らせることは大きなイメージダウンになる。ただでさえ保守的なテキサスではなおさらです」(前出の鈴村氏)
米国で「女遊びは命懸け」といわれるゆえんだ。ワシントン監督が野球どころじゃないのはむしろ当然なのだ。
女性スキャンダルが公になった巨人の原監督や阪神の和田監督がそれでも指揮を執れるのは、日本だからなのだ。