日米野球の要警戒は“メジャー最小兵”首位打者アルトゥーベ
小柄だからといって甘く見ていると、痛い目にあいそうだ。「2014日米野球」(11月10日~)の主催者は1日、ホセ・アルトゥーベ(アストロズ=24)、ジャスティン・モーノー(ロッキーズ=33)の両内野手、ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズ=22)の追加の来日メンバーを3人を発表した。
いずれも実績のあるスター選手ばかりだが、親善試合とはいえ、日本の投手陣にとって最も警戒すべきはアルトゥーベだろう。アストロズの主砲であるアルトゥーベは今季660打数225安打の打率3割4分1厘で初の首位打者を獲得。チームはア・リーグ西地区4位に終わったものの、開幕から安打を量産して注目を集めた。安打数、盗塁数(56)はいずれもリーグトップだ。
豪快なスイングながら巧みなバットコントロールに定評があるが、このアルトゥーベは現役メジャーで最も身長の低い選手として知られる。チームの公式発表によるとアルトゥーベは身長165.1センチ。近代野球とされる1900年以降、160センチ台の首位打者は存在せず、アルトゥーベは史上初の快挙を達成した。
ベネズエラ・アラグア州マラカイ出身。低予算で運営するアストロズが13年に4年総額1250万ドル(約13億7000万円)で契約延長したことからも、球団の期待の高さがうかがえる。
日米野球でもアルトゥーベのバットが火を噴きそうだ。