ヤクルト真中満新監督が就任早々語った「チーム再建策」
──打順で考えていることはありますか?
「バレンティンを3番で使いたいというのはある。現時点で具体的な名前を挙げるのは避けますが、そうすれば、1番から右、左とジグザグの打線を組める。あとは、2番にどういう選手を起用するか。2番に送り、つなぎ中心の打者を入れると打線が一度そこで切れてしまったりすることもある。1番から8番までバランス良く点を取ることを考えるのもひとつですが、極端にいえば1番から6番までで点を取る。特に遊撃の守りを重視するなら、2番に打てる打者を入れるという組み方も考えなくちゃいけないと考えています」
──今季、優勝した巨人に21ゲームもの差をつけられた。巨人をどう見ていますか?
「数字的には11勝13敗と対戦成績は拮抗しているけれど、チームにはリズムがあって、巨人のリズムが悪い時期に対戦することが多かった感じがしている。互角とは思っていません。特に投手力については大きな差があると言わざるを得ない。今季の巨人打線はレギュラーの調子がなかなか上がってこなかったけど、やっぱり阿部、坂本、長野ら勝負強い打者が多い。それに接戦に強いという印象がありますね」