星野、桑田、松中の名前まで…混迷極まるソフトB次期監督
工藤、古田の両氏に断られた場合、なんと楽天監督を退任したばかりの星野仙一氏(67)の名前まで取りざたされているからグチャグチャだ。事情通氏がこう言う。
「監督退任後は楽天フロント入りが有力視されているものの、今季限りで楽天を退団するという説もある。この日、楽天は大久保二軍監督の来季一軍監督就任を発表したが、三木谷オーナーが決定を先送りしたことに星野さんは不満を漏らしていた。しかも、楽天を退団した佐藤義則投手コーチ、鈴木康友内野守備走塁コーチがそろってソフトバンク入りが浮上。それもこれも、星野監督招聘への布石ではないかという声があるのです」
王会長は09年WBCの日本代表監督に星野氏を推したこともある。将来のコミッショナー就任の野望がある星野氏としても、球界で絶対的な存在感がある王会長と太いパイプを築くに越したことはない。世界的経営者である孫オーナーは補強の際に常々、「資金は関係ない。とにかくインパクトのある大物を取ってくれ」との要望を球団に伝えるそうで、星野仙一氏ならインパクトはある。
「星野前監督は難病である黄色靱帯骨化症に侵されたが、手術に成功して体調面に問題はない。一時は秋季キャンプの構想も練っていたほどだからね。退任会見時には健康問題には触れず、『成績不振』を理由にしていた。チャンスがあればもう一度、ユニホームを着るつもりでいるのは間違いない。中日監督を辞めてそのまま阪神の監督に横滑りした01年オフの時だって、誰もそうなるとは思わなかった」(前出の事情通)