ミランはドロー 本田圭佑は「単独得点王」ならずも守備で貢献
ミランに所属するMF本田圭佑(28)は、日本時間27日のフィオレンティーナ戦(午前4時45分キックオフ)に先発したが「3戦連発・単独得点王」は実現しなかった。
ミランは、フランス代表FWメネズが1トップを務め、左にイタリア代表FWエルシャーラウィーが、右にMF本田が入って3トップを形成。この中で稼ぎ頭は、7戦6ゴールで得点ランク首位タイの本田だ。前節ベローナ戦では2ゴールの大活躍。本田が結果を出した試合は4勝1分けと、不敗神話継続中である。
もっとも、この日はフィオレンティーナの左SBアロンソの徹底マークもあり、攻撃どころか自陣深くまで戻って守備に忙殺されるシーンも多かった。とはいえ、劣勢の時間帯の中でも“本田らしさ”が随所で光った。
前半40分、フィオレンティーナのコロンビア代表MFクアドラードがミラン陣地左奥に侵入。本田が体をブツけながらボール奪取。ドリブルで駆け上がった。追走するクアドラードが体を寄せた瞬間、本田はもんどりうって倒れ、クアドラードにイエローカードが出された。クアドラードはこのイエローカードで退場を恐れて、激しいプレーが出来なくなった。本田はクレバーなプレーで相手攻撃陣の主軸に“足かせ”をはめたというワケである。