補強はほぼ全滅…阪神はなぜ選手に敬遠されてばかりなのか

公開日: 更新日:

ソフトバンクとの決定的な違いは?

 編成の交渉下手にも原因がありそうだ。さるパ球団のフロントが言う。

「金子、山井、宮西がダメで次は成瀬、藤川でしょ? 正直言ってダレでもいいんじゃないかと思っちゃう。誰かれ構わず声をかけようとしているように見える。あなたが本命です、絶対に来てほしいという熱意が感じられない。選手からしたら、『自分は2番手ですか? 3番手ですか?』って思う。今回は渋チンで有名なヤクルトに、成瀬も大引も持っていかれそうだもんね。資金力が豊富なのに、だから他球団に負けるんだよ」

 一方で近年、補強で成功を収めている今季日本一チームのソフトバンクでは、FA選手の内川、細川らが活躍。DeNAからトレードで獲得した吉村も不振から息を吹き返しつつある。メジャー帰りでは岡島、五十嵐が活躍したし、前メッツの松坂の獲得も決定的になっている。

「王会長というカリスマがいて、資金力がある。柳田、今宮ら若手の台頭もあって、編成上のバランスがいいから、FA移籍してきても精神的に大きな負担にはならない。契約も融通が利く。岡島は今オフ、戦力外になったが、12年にレッドソックスから移籍してきた時は将来的なメジャー復帰を視野に入れた契約にしてもらった。1年間プレーして、翌13年は再びメジャー挑戦。そして今季は再び出戻った。五十嵐も松坂も、チャンスがあれば将来的にメジャー復帰できるように球団もサポートするはず。阪神みたいにダメでも周囲から袋叩きに遭うこともない」(地元マスコミ関係者)

 選手の阪神離れがさらに加速しそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主