昨季の教訓生かされず FA相川獲得で巨人が払う大きな代償
相川との交渉を終えた原沢球団代表兼GMは「本来なら正捕手の座を空けて待っていると言うべきなんだろうけど、横一線でと言った。監督の評価? 捕手の補強なら、相川君が最適と一致している」と話した。実際は楽天の嶋を調査したものの、結局残留されてしまい、原監督の“鶴の一声”で獲得に動いたともっぱら。球団内には「来年39歳の捕手が本当に必要か?」という声も渦巻く。
昨オフ、巨人は広島からFAで大竹を獲得した。見返りに23歳の一岡が人的補償として広島へ流出。一岡は勝ちパターンのセットアッパーとして球宴に出場するなどブレークした。首脳陣の眼力と育成力にチーム内外から批判が集まった“教訓”は、今年も生かされそうにない。