高梨沙羅 W杯総合3連覇、世界選手権に“視界不良”のワケ
「女子ジャンプのレベルが上がってきているので楽しみです」
ノルディックスキー女子ジャンプの高梨沙羅(18)がシーズン開幕に向け、自信たっぷりにこう話した。17日に、12月のW杯開幕戦(5日、ノルウェー・リレハンメル)に向けて渡欧。フィンランド、オーストリアで事前合宿を行い開幕戦に備える。
オフは18年冬季五輪の開催地である韓国・平昌などでトレーニングを行い、「夏場に技術面の土台が作れた。今季は世界選手権(15年2月、スウェーデン)もあるのでレベルアップしていきたい」とW杯総合3連覇に向けて意欲を見せた。
10月のサマージャンプでは134.5メートルを飛び、女子の夏季記録を7年ぶりに更新。W杯王者としての貫禄を示したものの、スキー関係者の間からは今季を不安視する声が聞こえてきた。
金メダルを期待されたソチ五輪では4位と惨敗したこともあり、オフに肉体改造に着手。筋力トレーニングに取り組み、特に下半身強化を重点的に行ったが、これが裏目になりかねないという。