高梨沙羅は意外に不人気…愛ちゃん、真央とどう違う?
W杯ジャンプ女子個人第13戦(オーストリア・ヒンツェンバッハ)で、高梨沙羅(17)が優勝。米国のサラ・ヘンドリクソン(19)の持つシーズン単独最多勝利を抜く今季10勝目を挙げた。通算勝利も、W杯初優勝からわずか1年10カ月で、荻原健司(ノルディック複合)に並ぶ日本人最多の19勝とした。
高梨は「優勝して五輪にいくのはすごく自信になる。なかなか体と頭がリンクしなかったけど、徐々によくなってきた」と語った。
■強すぎてドラマがない
今季は最強ライバルのヘンドリクソンが故障で欠場(五輪は出場)していたとはいえ、ここまで圧倒的な強さを見せている。ソチでは、たとえ銀や銅メダルに終わったとしても、五輪が終わればCMオファーが殺到すると思いきや、このジャンパーに関してはそうなるとは限らない。ある広告関係者が言う。
「高梨は最近の17歳にしては見た目があまりに子供。特別かわいいとか、愛嬌があるわけでもない。ジャンプスーツを脱いで普段着を着たらCMには起用しづらいキャラクターです。それに高梨は瞬く間に世界の頂点に立ったから、多くの人は彼女に対しての思い入れがない。例えば、卓球の福原愛は幼少の頃から泣きながら一生懸命ボールを打ち返していた姿をみんな知っている。中高年の男性は自分の娘や孫のように思っている。だからロンドン五輪団体の銀メダルに感動した。16歳でシニアデビューしたフィギュアの浅田真央はジュニアの頃から天才だったが、バンクーバー五輪で強敵キム・ヨナに負けて日本中が落胆した。それ以後、トリプルアクセルの完成に苦しみ、今回の金メダルを切に願っている。高梨にはそういうドラマがない。ファンを引きつける力がないのです」
高梨の出ているCMは現在、浅田と共演する製菓会社と、健康器具メーカー、所属企業の3社だけ。今回のソチ五輪で金メダルを逃し、大人の女性になって18年平昌五輪でリベンジすれば、その時こそ「国民的アイドル」になるかもしれない。